?AI読みとはなんぞや?
こんにちは(^^)/
大阪府北摂(吹田市、茨木市)の個別指導塾、優良塾宇野辺校です!
先日、「AI読み」なる言葉を先輩から聞きました。
なんでも、文章を読んだときに、いくつかのキーワードと数字のみを拾って
「たぶん求められている答えはこれだろう」とする読み方だそうです。
私も塾で教えていて思うのですが、
本当に…「文章を読みたくない」生徒がめちゃくちゃ多い!!!
算数でも3行ほどの文章題が出ただけで拒絶反応を起こしたり、
数秒で「わかんない!!!」と白旗をあげる生徒が結構な数います。
そうでなくとも、例えば
「150円は600円の□%です。□の数字を求めなさい」
という問題が出たとすると、150と600だけ拾い、
「先生!600÷150でしょ!!?違う?じゃあかける?…え!!じゃあ150÷600や!!」
のようなやり取りがしょっちゅうあります。
「く・も・わ」(比べられる量、もとにする量、割合)とかそれ以前の問題です。
こんな感じで数字が二つ出てきて、%が聞かれているのだから、
まあこっちからこっち割るっぽいな…のような解き方です。
そして図や表が書けません…。
問題で問われているイメージを、正確に図表に起こすことができないのです。
書かなくても問題が解けるなら問題ありませんが、
「書くのがめんどくさい、わからない」といわれると
とても悲しいです( ;∀;)
最低限、どことどこがわかっていて、
今何を求められているのかはクリアにできるようにしてほしいです。
また、国語でも文章嫌いの傾向は顕著で、
小学生でも物語のページを開けるだけで嫌がる生徒も多いです。
そして、やっとの思いで初めてもらっても、
文章全体を読んでから問題にかかるのではなく、
傍線部、周り、傍線部、周り…を読むことを繰り返しています。
それでは文章全体の理解はできません。
そして、文や段落同士のつながりもわからないから接続詞も入れられない…。
これでは何をやっているのかわかりません。
AI読みとは、『…のうち』『…以外』などの機能語が理解できないで、
文章を読んでしまうようで、
私はどんな教科でも必ず「問題はよく読んで、全部読んで」と口酸っぱく言ってますが、
よく読む・全部読むということ自体ができていない可能性があります。
なぜか
それは、学校教材などでよくある、穴埋め問題や、
大事なところはここですよ!と線を引かせるような学習方法が
その原因の一端を担っていると思います。
ただ、それは現代のテストを重視する評価方法では仕方のないことで、
ある程度のレベルまではただただ機械的に重要な単語や公式を覚えているだけでも
点数を稼げてしまうのですね。
しかし、そのような勉強法だと、例えば、
底辺と高さがわかっている三角形の面積は計算できる
(ということは、三角形の面積=底辺×高さ÷2 という公式は知っているしあてはめられる)
でも、高さと面積がわかっている三角形の底辺はわからない
(まず、三角形の面積=□×高さ÷2という式すら書けなくなる)
というふうに、いつも見ている数の順番(例題で習った順番)でないとまったく対応できない
(=公式や文法の意味を理解していない)という事態が生じがちです。
ただ、そのように文章を読んで、しっかり考えるタイプの問題よりも、
機械的に数字や語句を当てはめるだけの問題の方が点数を稼ぎやすい、
また、正答率も、考えなければならないタイプの問題の方が低いので、
それらの読解力を必要とする問題の方は軽視されがちです。
逆に周りに差をつけたい生徒は、そのような読解力を必要とする問題を
しっかりと解けるように日ごろから訓練すればよいということになります。
では、読解力をつけるにはどうすれば良いか。
本を読め!というのは簡単ですが、
なかなかそれは嫌だ、という人も多いと思います。
なので、私は英文講座でも少しやっていますが、
何か文章を読んだら「誰と誰がいて何をしているのか」
それは「いつ、どこで、どんな風に行われているのか(5W1H意識)」
そして、段落や場面転換があった際はまた「それらの人たちの間で何があったか」
それらを絵にする、図にするということをやってみると良いです。
絵や図にできないということは自分で把握できていないということです。
この手法は、国語でも英語でも数学でも有効です。
文章が正しく読めれば解ける問題、防げるミスがたくさんあります。
文章を読み取って、的確に図解、箇条書きで必要な情報を整理する技術、
正しく読解して整理できる力、これらは社会に出ても必要になってきます。
今のうちから、面倒がらずにいろんな長文に慣れ親しんでおきましょう(^^♪
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