こんにちは。大阪市の個別指導塾　成上館　鶴見諸口校の浅野です。
作文の書き方と小論文の書き方について３です。

この記事は３番目の記事です。
前々回の作文の書き方と小論文の書き方１
前回の作文の書き方と小論文の書き方２
を先にお読みください。

授業の第三回目は要約の方法です。
「要約しなさい」という国語の問題に対応できるだけでなく、
要約することで作文力が上がります。

要約って何？

要約という言葉の意味から考えましょう。
ネットの辞典から調べると、要約とは
１．文章などの要点をとりまとめること。また、そのまとめたもの。
２．約束を結ぶこと。また、約束。

ここでは１の意味です。
要点、つまり重要なところだけをとりまとめること、まとめたものです。

• 要約とは重要なところだけ。濃縮還元したジュースのようなイメージ。

重要なところを残す

重要なところを文章化するためには、
逆に、重要ではない文章を削っていくほうが簡単です。
重要に思えない不要な部分を削り取っていきましょう。

• 不要な部分を削って、重要な部分を残す。

昔話を20文字で要約して、要約する力を鍛える

誰でも知ってる昔話を要約して、本当に必要な部分がどこかを見極めましょう。

問題１．「桃太郎」を20文字以内で要約しなさい。
問題２．「シンデレラ」を20文字以内で要約しなさい。
問題３．「雪女」を20文字以内で要約しなさい。
問題４．「かぐや姫」を20文字以内で要約しなさい。
問題５．「浦島太郎」を20文字以内で要約しなさい。

20文字以内なので、ほとんど削らないといけません。
50文字～100文字以内なら残す部分も削りましょう。
また下の問題ほど色々なことが起こり、難易度が上がっています。

ヒントは
・主人公は誰か？
・最重要なシーンはどこか？
・最重要なシーンに関わってくる人やものは？
の３点に絞って考えましょう。

• 主人公、最重要シーン、そこに関わる人やもので要約する。

次回は問題の模範解答と、
作文・小論文でやってはいけないことについてです。

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