夏休みの課題シリーズ(人権作文)

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こんにちは。尼崎市の個別指導塾 優良塾 武庫豊町校の小谷です。
夏休みが残り2日ということで作文がまだ手を付けられてないという方は多いのではないでしょうか、そこで今日は人権作文の書き方を解説したいと思います。
文章の構成
文章の構成でよく言われるのが「起承転結」になります。
起…事実から何が問題なるかを書く
承…起で述べたことの説明や問題点をかく
転…承で述べたことを別の視点や別の事例を書く
結…全体のまとめ
すべての文書が起承転結で書かれているわけでなく結承転起など様々あります。ただわかりやすく書きやすいのは起承転結になるので今回は起承転結を用いて解説します。
解決方法を書く
終わりよければすべてよしという言葉があるように最後の締めくくりは重要になってきます。文章の構成では起で書いた問題をどのように解決するかになってきます。ただ、関係のないことを解決しても意味がないので例を挙げてみます。
起…プラスチックゴミは環境を破壊してる。
承…プラスチックは便利だがポイ捨てされることにより海が汚染される
転…動物が間違って食べ死亡し生態系に影響を及ぼす
結…プラスチックごみが様々な場所に影響しているのでプラスチックは便利だが必要最低限の使用に抑える。
プラスチックごみを例に構成を考えてみましたがこのようになります。まず起ではプラスチックごみは環境を破壊しているのでよくないという問題を言います。承ではプラスチックごみがなぜ問題になるかを詳しく説明し読み手に問題の重要性を理解してもらいます。ここで1つテクニックになるのですが完全に否定するのではなくこのような別の意見もあると述べると説得力が増します。転では承で述べた内容とは別で、より詳しく問題点を解説すれば解決しなくてはいけない重要性がわかります。結では今までの承・転の内容を踏まえてどのようにそれらの問題を解決するかを述べます。人権作文では世界の人々のため起で述べた内容を自分がどのように関わり、解決するかを述べれば、よいまとめになります。今回のプラスチックごみ問題だと必要最低限の使用に抑えるために、レジ袋はつかわないなどになります。
他の作文でも使える
この文章の構成は人権作文だけでなく、他の文章を書く時にも使えますし、国語の問題を解く際も使えます。文書題で段落では事実から問題を述べているから起になり、その後に説明が入ると承になるなど文の構成を知っていればやみくもに読むのではなく、今何を筆者は私たちに伝えたいかがわかります。これを機に少し意識して文章を書いたり読んだりしてみてください。