南堀江スクール 教育Lab. ブログ

2020.12.22 21:10
英語

違和感だらけのホストファミリー

大阪市西区の個別指導塾 教育Lab.山田です。

私は社会人として2年間働いた後、オーストラリアに約4年間留学していました。
現在は日本でイギリスの大学入学の準備期間中です。

ここ教育Lab.では、その留学していた経験を活かして、生徒たちに活きた英語を教えています。もちろん、定期テスト対策や、受験対策、英検対策なども行っています。

そこで今回は、私がオーストラリア留学で体験したあるホームステイに関する出来事をお話ししようと思います。

初めての語学留学の準備

約4年間住んでいましたが、英語も喋れず現地のことも何もわからないということで、最初の1ヶ月だけホームステイをしていました。

ホストファミリーがわからないことや、困ったことがあれば教えてくれるということもあって、始めて留学する人は最初はホームステイを取り入れる方が多いのではないでしょうか。

私の場合も全く同じで、日本でお世話になっていた留学エージェントの方と手続きを進めてホスト先も決まり、私もホスト先の情報を取得できたりととても順調でした。

違和感のあるホームステイ先の女性

そしていざ渡航の日がやってきて現地に到着し、右も左も英語もわからないまま、やっとのことでホスト先の家に到着することができました。

しかし、チャイムを何回鳴らしても誰も出てきません。10分ほど待ったあとで 1人の女性がドアを開けました。

私はその時その10代らしきその女性が代理店からもらった情報によれば、ホストファミリーの長女の中学生だと思い込んでいました。

話していて彼女は気さくな人だと伝わってくるのですが、英語がわからなかった私は、彼女が何かを伝えようとしている事しかわかりませんでした。

私が最初に違和感を覚えたのは、家の中に飾ってある写真の中にその女性が映っていないという事でした。

彼氏も違和感あり

しばらくして、彼女が晩ご飯の買い物に行こうと言い出したので、2人でスーパーに買い出しに行くことにしました。
買い物も終わりに近づいた頃、ふと彼女が私に、これから彼氏が来ると言い出しました。

私はその時中学生が晩ご飯に彼氏を招待するのだろうとやや強引に想像していました。
しかし、少ししてやってきた彼氏は10代ではなく明らかに20代でした。

私は戸惑いを隠せませんでしたが、とりあえずついて行くことしかできませんでした。

その後カップルはホームステイのマニュアル通り晩ご飯は作ってくれたのですが、結局家族の誰も帰っては来ませんでした。しかもそれに加え、彼氏は家に泊まることになりました。

家族が留守の間に中学生が彼氏を家に泊めるのは違和感がありましたが、
とにかく何が起こっているかわからなかった私は、鍵をかけて寝る事しかできませんでした。

全く帰ってこないホストファミリー

それから数日が過ぎても家族は帰って来ませんでした、それどころか、彼氏は初日からそれまで連泊していました。それに加え、彼氏の友人(彼も明らかに20代でした。)が居候にやって来て空き部屋に寝泊りし始めました。

契約通りに朝晩の食事の準備はしてくれるので不便はない反面、どこの誰かもわからない彼らとの生活に、もはやこの家が本当にホスト先だったのか、と私は疑うようになりました。

流石にこの事態に我慢できなくなった私は、どうにかして何か手がかりを探すことにしました。

かといって英語が全く喋れない私は何をどう聞くべきかわかりませんでしたし、今更彼らについてあれこれ聞いき返すには遅過ぎました。

どの考えも実行には移せずにいた時、日本の代理店でもらったホスト先に関する資料のことを思い出しました。
しかし、そこにはただ家族の名前が載っているだけで何も手がかりはありませんでした。

犬に救われる

諦めかけていたその時、資料に関するあることを思いつきました。
それは、その家で飼っていた犬についてでした。

資料には飼い犬の犬種が記載されていたからです。英語を読んだだけではわからなかったのでネットで検索すると、なんとこの家で飼われている犬の写真がヒットしました。

私は犬の犬種でこの家が本当にホスト先かどうかを知ることができたのでした。

とはいうものの相変わらずこの家族(長女、その彼氏)についての謎は残るばかりでした。しかし、もはやそれを知るすべはなかった私は、残り2週間の滞在期間の短さもあって真相を知ることを断念しました。

むしろ、私にとって普通のホストファミリーとは少し違う彼らとの生活は、刺激の多いものでした。一緒に料理を作ったり、週末に出かけたりなど、年齢が近いということもあり、1ヶ月が立つ頃には想像以上に仲良くなっていました。

そして予定通り1ヶ月が過ぎると私はそのホスト先から、別の自分で見つけておいた家に移動しました。結局写真に映っていた家族は帰ってきませんでした。しかし仲良くなったかれらとはその後も連絡をとることになりました。

ホストファミリーの真相

それから数週間して現地の日本代理店に行く用事ができました。そこで自分の名前を言うと代理店のスタッフ全員が私の方に向き直り「君が山田くん?」と聞いてきて驚きましたが、理由はその後すぐにわかりました。

それは、私が以前体験したホームステイが関係していました。
現地代理店のスタッフによれば、結論から言うと私が一緒に住んでいたホスト先の彼らは全くの他人だったと言うことでした。

私がオーストラリアに到着する直前に、ホストファミリーの母親が急に倒れたので家族全員で遠くの大きい病院に移動したとのことでした。そこで私をホストする人を急遽雇い、それがあのカップルだったのです。

現地代理店のスタッフたちは必死にそれを私に伝えようとしていたらしいのですが、約1ヶ月現地の携帯を持っていなかった私は、それに気づくことはできませんでした。

私がホスト先に到着した初日、長女だと思い込んでいた女性(結局私より年上でした)は必死にそれを伝えようとしていたんだと改めて思うのでした。しかし英語がわからなかった私はそれをうまく呑み込めておらず、結果彼らを疑うことになってしまいました。

終わりに

これが私がオーストラリアのホームステイを通して体験した出来事です。

私がホームステイを体験したのはこの1ヶ月だけですが、最初はまさかこんなことになるなんて思ってもいませんでした。

最初は英語もできず、ホスト先でもうまくコミュニケーションがとれず、とても不安でしたが、今となってはとても貴重な体験でした。
そしてその時のホスト先で仲良くなったそのカップルとは今でも連絡をとる仲です。

こういったコミュニケーション、知らない人との交流、語学など留学中に得たものや経験したことも、授業中に生徒に話しをすることで、海外の暮らしや英語会話に興味を持って、勉強してもらえるように塾の先生をしています。