プログラミング教育とは?!
こんにちは
iTechゼミ 室長の西です。
今回は、「プログラミング教育」の目的や現状について記事を書いていこうと思います。
プログラミング教育の目的
2020年プログラミング教育が小学校で必修化されました。
2021年には、中学校で必修化
2022年には、高校で必修化されることになっており、
2024年では、大学共通テストでも情報基礎が導入予定と、
「プログラミング」が注目を浴びています。
これは子どもがみんな将来、エンジニアになってIT企業に勤めるというわけではありません。
ピアノを習っている子ども全員がピアニストになるためにピアノを習っているわけでも、スイミングスクールに通っている子ども全員が水泳選手になるために水泳を習っているわけではないと思います。
多くの子どもは、ピアノを習って手先と脳を使うこと、水泳を習って全身運動をすることなど、付加的効果による能力向上に期待して習い事をしています。
プログラミング教育の目的は、実際に子どもが技術者のようにプログラミングのコードを書くことでなく、「プログラミング的な考え方」・・・
つまり、ロジカルシンキング(論理的思考)を育てることにあります。
ロジカルシンキング(論理的思考)
ロジカルシンキング(論理的思考)を学ぶことは、次の3つの力を育みます。
- 課題解決力
(試行錯誤して課題を解決する力) - プレゼン力
(順序立てて自分の考えを主張する力) - コミュニケーション力
(相手の言うことを正確に理解し自分の意見を伝える力)
これらは社会人として必要なスキルで、今では私立中学校・高校では、このロジカルシンキング(論理的思考)を意識した授業が工夫して行われています。
私立の小学校・中学校の授業で、パワーポイントを使って自由研究の内容を体育館で発表したり、倫理的な問題をディベートしたりというのは、
受験には関係ありませんが、社会にでた時の生きる力に大いに役立ちます。
これらの能力を向上させるために、プログラミングをすることが相性が良いために、小学校からプログラミング教育が始まることが決まったのです。
プログラミング教育の課題
教育現場の先生たちがIT企業出身であれば、ある程度は文部科学省からの「プログラミングの授業をはじめよ」というお達しに順応できるのですが、
そういうわけにもいきません。
教育現場では、「プログラミングって何?」と何をしたら良いかわからない先生方がほとんどというのが現状です。
小学校の先生がプライベートでiTechゼミの教室に体験授業に来ることもあり、教育現場の実情を伺う機会もありました。
タブレット端末やロボットを準備する学校もあれば、パソコンが準備できない学校もあり、学校によって環境は様々なので、文部科学省が「プログラミング教育で〇〇をする」と明確にカリキュラムを定めることができない理由はこれにあります。
プログラミング教育の授業で、どんな授業をするかは学校の先生によって様々なのです。(プログラミングをしたことない先生が頑張ってプログラミングの授業をするというのが現実です。)
民間のプログラミングスクールができること
私たちの身の回りのあらゆる製品がインターネットに繋がるなど、デジタル化が急速に進んでいる現在、プログラミング的な考え方ができる人材が必要になってくるでしょう。
今、教育改革の真っ最中で、我々のような民間の教育機関が、今後の日本に必要な人材をできるだけ多く育てるために、何ができるか試行錯誤していかなければいけない分野の一つがこの「プログラミング教育」です。
これまでのスクールの形態では、地域の身近な人々に、質の良い教育を届けることだけを考えておりました。
しかし、最近では、オンライン授業に、運営側も顧客側も慣れてきたように思えます。
これにより、新しい教育の仕方が生まれ、より多くの人と話ができる環境になり、多くの子どもに必要な教育を届けることができる時代になりつつあると感じています。
これからも、我々にこそできる教育を考えて精進していきたいと思います。
プログラミングスクール iTechゼミ
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