整心館[一乗寺校] ブログ

2022.11.17 08:45
京大生オンライン塾

【京大生オンライン】古典の勉強法その②!

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京大生オンライン塾の原田です!
前回に引き続き、古典の勉強法について書いていきます。

①ステップ4.識別をマスターする

実際に文章を読むと、同じ平仮名の並びで、違う意味が取れるものが

いくつか存在します。

ややこしい文章を正しく読むには、

助動詞の識別の知識が必要になります。

私は、学校配布の『極めてあはれ 古典文法識別編』 (仲光雄編著 エスト出版)

にとてもお世話になりました。

この本は、ありとあらゆる識別を網羅しながらも、

とても薄い教材なので、

何回も復習できます。

ところで、古典にも助詞が存在しますが、

助詞は正直、こういった識別に必要なものを覚えれば

十分だと思います。

②ステップ5.長文を読む

やはり、古典ができるようになる、総合力を鍛えるには、

長文を読んでいくしかありません。

まずは、普通に問題集の問題を解いてもらえばいいのですが、

勝負は、問題を解いた後からです。

まず、読み終わった文章を、品詞分解・逐語訳します。

これはどういうものかというと、

『いづれの御時にか、女御、更衣あまた候ひ給ひける中に、』(源氏物語 桐壺より)

という文章を、 

いづれ・の・御時・に・か・女御・更衣・あまた・候ひ・給ひ・ける・中・に

というように、バラバラにして、

それぞれの単語の意味がすべて出るように

現代語訳するものです。

この時に、大切なのは、

動詞・助動詞は活用形と意味を考えること

単語帳に出てくる単語はちゃんと訳せること

(単語帳に出ないものは、訳せないと思いますが、

これは、雰囲気で訳してしまいましょう。覚える必要もありません)

敬語は、敬意の方向がどうなっているのか捉えることです。

これらがちゃんとできたら、

解説をみて、答え合わせをしてみましょう。

時間はかかりますが、

これが一番力を育てることが出来ます!

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③ステップ6.古典を楽しもう

私は、古典オタクだったので、

図書館で『とりかへばや物語』、『方丈記』などといった全訳を読んだり、

友達との会話で、古典文法を使ってみたり、

友達へのプレゼントや、バレンタインデーの友達チョコに、

状況にあった和歌を調べて

カードにして添えていたり、

古典をみずから話す・書くことをしていました。

これをやっていると、

古典の文法事項を自分で思い返すことで

強烈に記憶に残すことができます。

また、和歌や物語にたくさん接しておくと、

当時の表現や、人々の考え方をよく理解できるようになります。

私が古典が得意だったのは、

やはり、古典が好きだったのが大きいと思います。

じゃあなぜ、工学部なんか選んだのか、

などと言われてしまいそうですが…。

でも、理系学部でも、難関の国立大学は

共通テストで結構国語の成績を見られますし、

東大や京大では記述式の国語の試験もあるので、

国語ができることは武器になりました。

私は実際、二次試験で数学4割ジャスト、

理科5割ジャストという

お世辞でもよくできたとは言えない成績だったのですが、

文系科目の力で合格できました。

理系の人も、ぜひ古典を楽しんでください。

◆まとめ

いかがでしたでしょうか。

かなり詳しく、自分の高校時代を書いてみましたが、

何らかの参考になれば幸いです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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