2021.03.03 21:01
勉強(考え方・教え方)
キロメートルの歴史!?

こんにちは。
左京区一条寺の個別指導塾 整心館一乗寺校です。
今日は算数の単位に関するお話です
キロ、センチって何?
小学生の授業をしていると、センチメートルをキロメートル変換したりするのが苦手な子がいます。1000メートルが1キロメートルなわけですが、ではそもそも「キロ」や「センチ」って何なのでしょうか?
キロは1000
キロはもともと歴史をたどると、ギリシャ語から来ていて、1000を表します。そこから、1キロメートルは1メートルの「1000」倍を表します。なので、キロメートルをメートルに変換する場合、1000倍を意味するK(キロ)を除いた分、数字の方を1000倍してあげましょう。 例 3km→3000m
センチは100分の1
一方、センチはラテン語由来でもともと100を意味します。そこからセンチは100倍と、100分の1倍を表すようになりました。長さの単位としては100分の1倍を表しますので、1センチメートルは1メートルの「100分の1」となります。
(ちなみに100倍の方は「ヘクト」を使います。なお、100倍を表す方のセンチはcentury(100年)などの英単語にその名残を見せます)
メートルの歴史
単位の語源の話をしたので、最後にメートルの歴史についてもお話しします。メートルができたのは意外と最近で、フランス革命の頃です。地球1周の長さの4000分の1を1メートルと定めました。
現在では1メートルの定義はより正確な別のものに変わってしまいましたが、歴史を知れば、普段の算数もちょっとだけ身近に感じられるのではないでしょうか。