【京大生オンライン】数学できない人が工学部に進んだ結果

京大生オンライン塾の原田です!
私は、数学が大の苦手でしたが、
何を思ったか、京都大学の工学部に進学し、
数学の授業を取って
(というか、工学部はほぼ履修が絶対だよねという雰囲気です)
大学生になっても、数学をやる運命になってしまいました。
今回は、大学数学をやってみての
あるあるや、感想を書いてみたいと思います。
ぜひ、大学の雰囲気を味わってみてください。
①授業の頻度・内容
私は工学部に所属していて、
「微分積分学」と「線形代数学」を
履修しています。
「線形代数学」では、高校数学のベクトルの発展版の
ようなものを学習しています。
どちらも、週一コマ(90分)の講義の時間があり、
演義(先生の用意した問題を解く時間)を
週一コマ、微分積分学か線形代数学のどちらかを
週替わりで演習しています。
そして、演義の時間には、必ず宿題がでます。
小中高よりはあまり授業に時間をかけてないのですね。
②大学の数学は難しい!
大学の数学はとても難しいです。
考え方が抽象的で、
わけわからない記号がさしたる説明もなしに出てきて、
高校時代と打って変わって、
昔からありそうな、お堅い感じの教科書しかなく、
分かりやすい参考書もない…。
大学の教授も、高校の先生や、予備校の先生とは違い、
指導より、研究に力を入れているので、
分かりやすく解説してくださるわけでもない…。
そのため、入学当初から数学の講義が苦痛でした。
唯一救いだったのは、
困っているのは私だけでなく、
周りの京大生も、数学が難しいと感じていたことでしょうか。
そのため、教えあいもよくしました。
演義の先生が難しい問題を出してしまうと、
何時間かけても、本当にクラスの誰も解けず、
(京大生が40人も集まっているのに!)
教えてもらうこともできない、
しかし宿題を1週間以内に出さないと、
成績評価がなされない…。
地獄絵図となることが多々ありました。
そういったときは、
インターネットで必死に似たような範囲を
説明しているサイトを探したり、
YouTubeの『予備校のノリで学ぶ「大学の数学・物理」』を
視聴しました。
ヨビノリたくみ先生の解説は本当に神レベルで分かりやすく、
非常にお世話になりました。
周りの人も、皆視聴していていました、
一人の動画から、非常にたくさんの理系学生が
同じように知識を習得しているのだと思うと、感慨深いです。
③数学を履修しなくてよい学科・学部が羨ましい
文系学部の人
(経済の人は数3の教科書(私の高校時代の数3の教科書と全く同じ!)
を持っているのをみましたが)
などは、数学は取らなくてもよいです。
また、私のサークルの友人(理学部、生物系志望)は、
自分の志望の系統に、数学がいらなかったため、
数学の履修を切っていました。
うらやましいです。
私だって、数学の講義が無ければもっと楽だったのになあ、
と思ってしまいます。
④でも、さぼらなければちゃんと成績はとれる
大学の数学に絶望を感じた人の中には、
諦めて、講義に出席しなくなることがあります。
しかし、私は前期履修してみて、
確かに全然わからなかったけど、テスト勉強を
すれば、案外授業と同じ問題が出るし、
(そして覚えた内容をそのまま再現すればよい)
何しろ出席課題があるので、
それを出せば、点数がもらえて
なんとか、線形代数学で90点台を獲得しました。
微分積分学は80点台でした。
たぶん、大学ではまじめにやっていれば、
それだけでいいみたいです。
◆まとめ
いかがでしたでしょうか。
大学の数学は確かに難しいですが、
ちゃんとやってみれば、
一応合格点はだせます。
なので、不安に思う必要はありません。
私は、数学が苦手なので、
ネガティブな語り口でしたが、
数学が得意な人は、大学でも楽しんでやっているみたいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
