【京大生オンライン】京都大学二次試験の思い出③

京大生オンライン塾の原田です!
前回に引き続き、京都大学の二次試験の思い出について、
詳しく書いていこうと思います。
①2日目
二日目の試験は、一日目と違い、
列に並んで会場に案内される行程がないので、
多少遅く行っても大丈夫になります。
一日目試験が行われた会場の一回のロビーに行き、
会場に通されるのを待ちました。
とてもたくさんの人がロビーにいて、きつかったですが、
何とかベンチのはじっこに座ることが出来ました。
ところで、二日目には、こんな立て看板が設置されてました。

なんと、昨日受けた理系数学の第一問の立て看板です。
(もちろん、一日目にはこの立て看板は存在していません。)
ちなみにこの問題は
「5.4<log₄2022<5.5であることを示せ。ただし0.301<log₁₀2<0.3011であることは用いてよい。」
というもので、
2022年入試では解けないといけない標準レベルの問題です。
初めてこの看板を見たときはビビりましたが、
よく見たら、受験生にできるはずのない解き方をしていますね…。
立て看板作る人、仕事早すぎです。
②英語と理科の試験
英語は、これといって特に印象がありません…。
いつも通りに解きました。
しいて言うなら、大問4で、
「研究をする上で最も重要と考えること」
の自由英作文の答えがなかなか思いつかなかったことぐらいでしょうか。
研究なんてしたことなかったので、
想像で書くしかありませんでした。
そして、最後は理科です。
ここで、悲劇が起きました。
私は、理科は解く順番をいつも決めていて、
最初は得意な化学で、有機、高分子、理論化学の順に解き、
次に物理に行くのですが、
今年ばかりは、化学が意味不明過ぎて、
ほとんどなにも解けずに終わってしまいました。
嫌な汗が流れました。
何とか、少しだけ物理の解答用紙を埋めたものの、
大きい記述欄などは全部空白で、
半分の得点率なんか狙える気がしません。
頭の中で「やばい、落ちるぞ」という声がぐるぐるしました。
体が熱くなってきて、来ていた制服のブレザーを脱ぎ、
試験監督に、「許可なく衣類の着脱はしないでください」
と注意されてしまいました…。(皆さんも気を付けましょう)
そんなこんなで試験が終わり、
呆然としながら大学を出ました。
「ああ、落ちたな」と思い、帰りの京都駅では泣いてしまいました。
母に「それなら国公立後期・中期の対策頑張るしかないよ」と
慰められ、帰りの電車では大阪公立大学の赤本を解き始めました。
涙で問題が見えないくらい視界が滲んでいました。
③試験の手ごたえと実際の得点は一致しない
でも、なぜか私は京都大学に合格しました。
理科は一応200点中108点で50%超えました。
(絶対解答用紙半分埋めた覚えがない…。)
できたと思っていた数学は200点中84点で、驚きの低得点でした。
よくこんなので受かったと思います。
◆まとめ
いかがでしたでしょうか。
二次試験のイメージはつきましたか。
いよいよ受験も本番が近づいてきました。
頑張ってください。応援しています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
