【京大生オンライン】京大理系女子オススメ参考書~化学編~【理系大学受験 化学の新演習】

京大生オンライン塾の原田です!
今回は、私が受験生の時にお世話になった参考書を紹介します。
本の名前は『理系大学受験 化学の新演習』(三省堂 卜部𠮷悦著)
です。
この本は、いい本だとは思うのですが、
使い方には気を付けるポイントがあるので、
それも紹介したいです。
①本のレベル
この参考書は、化学系のものとしては、最高難易度のものです。
標準レベルの問題集(重要問題集など)は
2~3周することが前提条件でしょう。
私の通っていた高校では、
旧帝国大学を目指す人はやるべき、
みたいに言われていたのですが、
個人的には、東大か京大志望でない現役生は
解かなくても全然大丈夫な気がします。
(東大と京大はどちらの問題も解いたことがありますが、
やはりどちらも問題の難易度が他の大学より著しく高く、
標準レベルの問題集と差がとても大きいです。)
ちなみに、私は京大以外にも国立中期、後期で
大阪公立大学と、北海道大学の化学も勉強しましたが、
こちらの大学では、
標準レベルの問題集をいかに完璧にする方が、
ずっと良かったです。
②使い方
この参考書の問題点は、とにかく問題数が多いことです。
全部で、331題もあり、普通の受験生ではまず終わらないでしょう。
そこで、オススメなのが、志望校の過去問を解き、
難しかった過去問に関連する分野の問題から解く方法です。
こうすることで、志望大学の難しいところだけを効率よく
学習できると思います。
ちなみに、私がやったのは、
結晶構造、浸透圧、ヘンリーの法則、
反応速度式、化学平衡、電離平衡、
高分子化合物の構造、立体異性体に関する問題です。
(私が京都大学の過去問で苦戦したのは、
理論化学の分野と、
高分子の構造についての問題が多かったです)
自分のモヤモヤするところの問題を
ピンポイントで演習するとスッキリします。
③注意点
この参考書は、大学受験の化学としては最高難易度を誇りますが、
その問題集での一番難しいレベルの☆3の問題よりも
正直、京都大学の過去問の方が何倍も難しかったです。
(もしかしたら、大学の過去問には
受験生に解かせる気がないような悪問が含まれていたり、
京大の理科が3時間の試験であり、
一問一問がボリューミーなので、
普通に解いていたら体力がなくなるのが原因かもしれません。)
なので、化学の新演習の問題ができるのであれば、
もう、理系受験生としては十分なので、
過去問を解いてできなくても、落ち込む必要は全くありません。
自信をもっていきましょう。
◆まとめ
いかがでしたか。
おそらく夏休みも終わり、
過去問演習にとりかかる人もいると思いますが、
もしも、「過去問の化学が難しすぎる…。」と
感じた人は、ぜひ本屋で「化学の新演習」を
手に取ってみてください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
