【京大生オンライン】京大理系女子の語る『四畳半タイムマシンブルース』

京大生オンライン塾の原田です!
私事ではありますが、
大学で2限と5限だけが授業になっていた日があり、
12時から16時30分まで自由時間があったため、
バスで京都大学からイオンモールKYOTOまで移動し、
サークルの先輩と『四畳半タイムマシンブルース』という
映画を見てきました。
とても面白い作品でしたので、
今回は『四畳半タイムマシンブルース』について書きたいと
思います。
①作品説明
京都大学出身で、
しばしば京都を舞台にした小説を書く森見登美彦さんと、
しばしば森見さんの作品の映像化に携わっている、
上田誠さんのコラボレーション作品です。
今作の『四畳半タイムマシンブルース』は、
森見さんの小説『四畳半神話体系』でおなじみの登場人物が、
上田さんの戯曲『サマータイムマシンブルース』のように、
リモコンをめぐる時間旅行をします。
京大生協の人気本ランキングでも、1位の本です。
②あらすじ
時期は夏休みの真っただ中、
大学生である主人公の「私」が住んでいるボロボロの下宿
(吉田寮がモデルと考えられている)に、
映画サークルの作品撮影のため
「明石さん」を始めとする大学生たちがやって来ます。
「私」も映画の撮影の手伝いに駆り出され、
作業をするのですが、
皆で「私」の部屋にいたときに、
クーラーのリモコンに誤ってコーラをこぼしてしまい、
リモコンが壊れてしまいます。
これにより、クーラーが使えなくなり、
「私」は苦しい夏を過ごすかと思われましたが、
翌日、ひょんなことからタイムマシンを見つけます。
「私」はタイムマシンを使って、
クーラーのリモコンが壊れないように昨日を変えようと決め、
「明石さん」たちとともに時間旅行をします。
しかし、「私」は「過去を変えたら宇宙の摂理に反してしまい、
自己の存在が危ぶまれるのではないか」ということに気づき、
好き勝手やる仲間を止め、
何とか元通りの昨日にしようと奔走します…。
果たして、無事に時間旅行を終えることはできるのでしょうか。
③おすすめポイント
小説も読んだ私にとっての
映画の素晴らしさは以下の2点です。
小説の世界観がそのまま映画になっている
映画と小説の話の筋は改変されておらず、
そのままです。
森見さんの小説では、独特な言葉遣いが出てきますが、
映像作品においても、小説における「私」の
面白い一人語りが朗読されていく場面があり、
小説の雰囲気や表現ををそのまま味わえるようになっています。
京都大学がたくさん登場する
作中では、何度も鴨川デルタ、出町柳駅(京都大学の最寄り駅)、
京都大学の時計台などが登場してきます。
実際に毎日それらの景色を見ている自分にとっては感動でした。
エンドロールには、吉田寮自治会の名前も出ていました!
京都大学の魅力を味わいたい人におすすめの作品です。
◆まとめ
今回は『四畳半タイムマシンブルース』について書きました。
とても面白い作品なので、ぜひ観に行ってみてください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
