【京大生オンライン】なぜ、勉強しなければならないの?理由を京大生が考えてみた。

京大生オンライン塾の原田です!
皆さんは、「なぜ、勉強しなければならないのか?」という
問いについて考えたことはありますか?
この問いは非常に答えるのが難しい問いですが、
私も、自分ではそれなりに(少なくとも受験分野では)
頑張って勉強して、京大生になれたと思っており、
少しだけ考えていることがあるので、
それについて書いてみようと思います。
①偏差値の高い学校に行き、高収入の仕事に就くため
おそらくこれが、
一番の目的になる人が多いのではないでしょうか。
実際、偏差値の高い大学に行くと、
生涯年収は高くなります。
私自身も、最初に勉強を頑張ろうと思い始めたのも、
両親に、
「自分たちは高校しか出てないので、
職場ですごく大学卒業者との待遇の差を感じる。
だから、子供達には勉強を頑張ってほしい」
というようなことを言われ、
当時まだ小学生だった私自身も、
「お金持ちになりたいから、勉強頑張る」
と考えました。
なんて不純な動機ですね笑
自分は、そのころ、
中室牧子さんの『学力の経済学』を読み、
今勉強を頑張ることが、将来に大いに役立つ、
ということをよく感じ、
モチベーションが上がったのを覚えています。
(多分『学力の経済学』は子供が読むべき本ではないのですが…。)
②質の高い友人と出会うため
私は、小中は受験を経験せず、
高校から進学校に入りましたが、
高校に入ったときの衝撃はすごかったのを覚えています。
高校の友人は誰も授業を妨害するようなことをせず、
結局は自分のためだから、と
自主学習をとても頑張ったり、
いつもは普通だけど
自分の好きなこと(生き物、歴史、数学、クイズなど)に
とんでもない博識ぶりを見せたり、
時間をやりくりして、
スポーツでも県大会より上の大会にでたり、と
非常に面白い人がたくさんいました。
すごい友人に囲まれると、
自分も頑張らないと、という気持ちになりますし、
毎日が刺激いっぱいで楽しくなります。
③将来、騙されないようにするため
これもとても大切な話です。
例えば、疑似科学という言葉を知っていますか。
これはマイナスイオンに代表されるような、
見た目はそれっぽいけれど、
実は何の根拠のない科学のことを指します。
実は、世の中にあふれる疑似科学は、
たいていは高校で学ぶ知識で
嘘だと見抜くことが出来ます。
こういった嘘を見抜くことが出来れば、
余分なものを買わされなくてすみます。
私自身も、理系に進んでからは、
疑似科学には敏感になり、
それらしい広告を見ると、
笑ってしまうようになりました。
④見える世界を広げるため
例えば、有名な寺院に行ったとき、
日本史の知識があると、
ほかの人が気に留めないような
寺院の細かい装飾であったりとか、
ここで起こったことの説明の立て看板などに
目が留まり、より深く楽しむことが出来ます。
私は、最近マーケティングの本を面白半分で読んでみましたが、
その結果、ありとあらゆるお店に行ったときに、
「なるほど、あの方法でお客さんに商品を大量に買わせようとしているんだなあ」
というようなことを考えられるので、楽しいです。
◆まとめ
勉強には、ただ偏差値の高い大学に行くこと以外にも、
いろんなメリットがあります。
しかし、自分がこのようなメリットに気付いたのは、
学校での勉強を頑張ってからのことでした。
なので、まずは学校の勉強を頑張ることで、
「なぜ勉強しなければならないのか」という問いに
自分なりの答えを見つけられるのではないでしょうか。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
