関係代名詞を見抜くコツ

関係代名詞後の文章で欠落部分を見る
こんにちは!茨木星見分校の岡井です。
高校生でも苦手とする文法のひとつとして「関係代名詞」があります。
しかし、この文法事項抜きにして、長文を読みこなすことはできません。
今回はこの関係代名詞をいかに見抜くかそのコツについて解説しようと思います。
ご存知のように、関係代名詞には三種類の「格」が存在します。
「主格」、「所有格」、「目的格」の三つですね。
ごく基本的なことかもしれませんが、先ずは、これらをきちんと見抜けるようになることからはじめましょう。関係代名詞に色を付けて例文を挙げると、
〈主格〉
He came to my house with his dog which was born just a month ago.
訳:彼は先月生まれたばかりの犬を連れて我が家に来た。
〈所有格〉
I have an uncle whose son lives in Okinawa.
訳:私には、(その)息子が沖縄に住んでいる叔父がいる。
〈目的格〉
I have a friend whom I respect very much.
訳:私には(その人を)私が尊敬している友人がいる。
では、ここから上記の文章で関係代名詞以下を見ます。
関係代名詞は、もともとあった品詞が変化した姿です。
そのため、もともとあったように品詞を戻してあげると、
Which was born just a month ago.
It was born just a month ago.
関係代名詞が変化した品詞は「主語」なので、主格。
whose son lives in Okinawa.
His son lives in Okinawa.
関係代名詞に変化したのは、「彼の」にあたる部分なので、所有格。
whom I respect very much.
I respect him(or her) very much.
関係代名詞に変化したのは「目的語」なので、目的格。
上記のように関係詞代名詞以下で何が欠落しているのかを見てあげることで、
使われている関係代名詞の格が何なのかを知ることができます。
関係代名詞を用いた文章を和訳するうえで基本中の基本となるので、
しっかりと理解しておくようにしましょう。
本日もお読みいただき、ありがとうございました。
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