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2021.11.16 23:57
TOEIC

TOEICリスニング~特徴とその勉強法~

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 タイトル通りTOEICのリスニングについてです。テストは全部でPart1から7までありますが、そのうちリスニングセクションはPart1から4まで、全100問あります。まずは全体に共通すること、次にパートごとの特徴についてみてから勉強法について話します。

・全体に共通していること

 全体に共通していることの例として次の二つが挙げられます。

①音声が1回しか読み上げられない。

②聞きながらメモを取ることが出来ない。

理由は単純です。ビジネスにおける日常会話で「大事なことなので2回言いました。」なんてことはありませんし、日常会話の全てを逐一メモするということもあまりないからです。また、②についてはメモを取るときの音が他の受験生の妨げになるからというのもあると思います。

・各Partの特徴

 Part1は写真の状況を説明している文章を選ぶ形式です。選択肢は四つで全6問あります。問題用紙には写真と問題番号のみが印刷されており、その他の情報は一切ありません。そのため聞き逃すと完全に当てずっぽうでマークするしかないので集中して聞きましょう。

 Part2は短めの1文が読み上げられそれに対する返答として適しているものを選ぶ形式です。選択肢は三つで全25問あります。問題文には「Mark your answer on your answer sheet.」とだけ書かれており、質問も応答も書かれていません。こちらもPart1と同様に聞き逃すとどうしようもありません。
 
 Part3は2人または3人による会話を聞き取りそこから得られる情報と照らし合わせて問題に答えます。一つの会話ごとに設問が三つほどあり、設問は全部で39問あります。設問は問題用紙に書かれていますが、会話のスクリプトはもちろん書かれていません。
 
 Part4は話者が1人の留守番電話のメッセージやアナウンスなどの説明文聞き取り、そこから得られる情報と照らし合わせて問題に答えます。Part3と同様に一つの説明文につき設問が三つほどあり、設問は全部で30問あります。こちらもPart3と同様に設問は問題用紙に書かれていますが、会話のスクリプトはもちろん書かれていません。

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・勉強法

 というわけでようやく本題に入ります。とにかくシャドーイングです。音読も有効ですが、シャドーイングの方がより効果があります。というのも音読は自分の発音しか聞きませんが、シャドーイングは自分の発音プラスお手本の二つを同時に聞いて比較することが出来るからです。そのときに自分の発音がどれだけお手本とズレがあるかを確認します。やってみると思っている以上にズレています。まず、スピードです。英語を話すことに慣れていないというのもありますが、とにかく速く感じます。舌が回りません。さらに一息で発する単語量が多く息がもちません。あと、会話の間もいつもと違います。英語がうまく聞き取れない人の何人かは日本語の会話のテンポ感と同じように聞いてしまうということが原因だと考えられます。まずは、英語のテンポ感に慣れましょう。

 英語のテンポ感に慣れたら発音・アクセントも意識してみましょう。これは私が発音・アクセントの規則性を理解していなかったというのもあると思いますが、予想外のところでアクセントがきます。また、一単語だけのときと文章の中で使われるのとでは違いがあります。これは単語帳とにらめっこしながら音声をリピートするより、文章を実際に聞いて発音してみるほうが手っ取り早く身に付きます。また発音に関しては、イギリス英語やアメリカ英語といった違いもあります。個人的に一番衝撃的だったのは、「schedule」という単語です。アメリカ英語では日本語と同じ「スケジュール」と発音します。一方でイギリス英語では、「セジュール」というふうに発音します。初めは何と言っているか分からず、スクリプトを見て本当に驚きました。しかし、アメリカ英語、イギリス英語、オーストラリア英語、カナダ英語の全ての発音の違いをチェックするというのは大変ですし、多くは同じ発音です。しかも本番でどれが来るかは完全にランダムですから、こちらはほどほどの対策でいいでしょう。

・おまけ

 こちらはリスニングの点数が200点台後半~300点台前半という方向けのものです。Part3とPart4で三つの設問のうち二つ目の問題を捨て、一つ目と三つ目の設問に集中するという方法があります。二つ目の設問を読む時間が無くなる分音声を聞くのに集中でき、他の二つの設問の正答率が上がります。このやり方は二つ目の問題はほぼ正解できませんので、リスニング400点以上を目指す方は絶対にやらないでください。また、200点以下の方は素の聞き取り能力向上を優先する方が効果的です。

◆まとめ

 ということでTOEICリスニングの勉強法についてご紹介しました。勉強法は合う合わないがありますので、色々な方法を模索して、点数アップにつなげて下さい!

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